夜会 「問う女」


1997年11月19日発売
税込 12600円(税抜 12000円)

やっぱり舞台とは違っていた・・というのが第一印象。
なんといってもオープニングからして違ってたような気がする・・・。 舞台の最初は中島さんの「何からお話しましょうか」というような台詞の ナレーションだったような気がする。夜会パンフにある「羊の言葉」ってなんだ。 と思ったら「日−Wings」に収録されてる。 舞台では歌はなくインストゥルメンタルだったと思う。

乗っていたのはスキー場のゴンドラなんだとビデオを見てはじめて分かった。 最後の所でちゃんと中島さんも台詞の中でそう言ってるが、全く記憶にない。 とにかく高いところなんだろうなとしか分からず、何に乗ってるんだかもよく判らなかった。

しかしあんな所まで行ってわざわざ立ち入り禁止を乗り越えてまで何故ゴンドラに乗らなきゃならないのだ。 ビデオ化されてもやはりわからない。

ゴンドラから落ちる折り鶴はCGだろう。 この次に出た「海嘯」ではCG使いまくり。

今回の夜会ビデオの中に「観客の拍手の音」が全く無かったような気がするが、これはまあ、いいか・・・。 最後に舞台にマイクを置く中島さん、そして舞台から降りて客席の通路を歩いて去っていく。 中島さん、いい顔してる・・・と思う。なにせこのビデオの中で唯一ともいえるライブ映像だから。

私は舞台上の演技を撮影し直すってのはあまり好きにはなれない。 客を目の前にして実際に声をだして歌っている中島さんと、 客はおらず、カメラを前に録音された音に口パクする中島さんとは 明らかに表情が違うと感じるから。 プロモーションビデオの口パクなら当然だけども。

私が最初にそれを感じたのは「邯鄲」のビデオからだったと思う。 「I love him」の終わりの部分、もろに撮り直し・・・ あんなカメラワークは客の前じゃできないしそれより何より 表情がはっきり言ってしまうとわざとらしい。 ただ、気づかなければそのまま通り過ぎてしまうくらいのわざとらしさであるが。。

この夜会のビデオって一体何なんだろうと思う。これが本当の「問う女」です、というような 宣伝文句を見た記憶があるが・・・・。

私ゃ舞台そのままの映像が観たい。


もどる

最初にもどる