夜会の軌跡 1989〜2002


2003年12月3日発売。
税抜 3800円


ウィンターガーデン以外は全部既に出ている映像からのもの。
とりあえずの感想。ちなみに他人の感想は一切見聞きしてない。
95年「夜会展」より『二隻の舟』
 またこの映像なのか・・・。
一曲分ぐらいきちんと撮って残してありそうだと思うのだが。。
夜会1990 『ふたりは』
すでに出てるビデオと同じ。
盛り上がる部分がいきなり撮りなおしだったりするが、実際に歌っている中島さんのつなぎ合わせで結構良い。
VOL.3 KAN 邯鄲 TAN
『キツネ狩りの歌〜わかれうた〜ひとり上手』
しかしまあ・・ 「わかれうた」をまじめに歌う事はもう無いなとしみじみ思う。 歌の出だしでホントにうつぶせに倒れとるしね。一番最近での「わかれうた」を歌う映像がこれしかない、ってんで 歌番組などで使われたりするのをしばしば見たが、ええのかね。「ひとり上手」も同様。
VOL.4 金環蝕 『砂の船』
「砂の船」は好きな歌のひとつだが、ここで聴いたものは何故だかあまりよいとは思えなかった。 そういえば天井から豆電球がたくさんぶらさがっているんだなと双眼鏡で確認した記憶がある。
VOL.5 花の色はうつりにけりないたづらに
わが身世にふるながめせし間に 『まつりばやし』
なんで「まつりばやし」なんだろう、某銀行のCMで歌が使われてたからかもしれないな。 撮りなおしたり別撮りしたものを無理矢理挿入してるように見えてしまう。
VOL.6 シャングリラ 『黄砂に吹かれて〜思い出させてあげる』
ファンじゃなくてもなんとなく知ってる曲を選んでいるな、これは。 階段上りながら歌う顔のアップ部分は口パク、ああそうだ「うそつき」という歌詞部分だけが欲しかったんだよな、この曲は、 ・・と舞台を見ながら思った記憶がある。しかし間に演技が入ってて何も知らない人がこれだけ見たら何がなんだかわからんな・・。
VOL.7 2/2 『紅い河』
ロケした映像って要るとはやっぱり思えないな。 そこまで説明的な映像を加えないと舞台は解らないものになってるってことか。 いや、もしかしたら根岸氏への配慮だろうか。
VOL.8 問う女 『あなたの言葉がわからない』
ロケやら撮りなおし撮りなおしでいわゆるライブ映像ってのは皆無になりつつある。 歌自体は秀逸。
VOL.9 2/2
なんと映像なし。本当に映像を何ひとつ残さなかったわけだ、この時の夜会は。
中島さんと男性のデュエット部分もなしか・・。
VOL.10 海嘯 『白菊』
張 春祥氏が歌ってる。いい感じの曲だが私はあまり印象に残っていない。
VOL.11 ウィンターガーデン
『ツンドラ・バード〜陽紡ぎ唄〜朱色の花を抱きしめて』『六花』
なんだかんだといいつつ、撮影はしていたようだ。 撮影日ってあったんだろうか、それとも客を入れていない時に撮影だけを済ませたか。 ともかくこの時の夜会が映像ソフト化されていないってのは、よくわからない。 根岸氏に監督を降りてもらうためだ、というなら解るけども。

メドレーってのはなんとかならんものか・・転がりながら歌う「ツンドラ・バード」はこの時だっけか、 「陽紡ぎ唄」は明らかに谷山さんを意識して作られたものだと思う。 しかし、なんだか谷山さんを正視できないんですけども。。いやすげえ老けて見えるので。。 「記憶」は火花散して歌いあう中島さんと谷山さんの方を入れて欲しかったが、まあしかたがない・・。

VOL.12 ウィンターガーデン 『街路樹』『氷脈』『記憶』
これの発売前に『街路樹』が入ると人から聞いて、「曲」として入れるんだったら谷山さんの方じゃなきゃ意味がないだろう、 VOL.12の方は杉本和世嬢が地下深くで歌ってて香坂さんが演技している「場面」でしかないのだから。 しかし中島さんサイドのなんにしても全てVOL.12の方を良しとする雰囲気から、 VOL.12の方を入れるんだろうなと思っていたら、、 ホントに「場面」を入れたかっただけのようだ。槲の「轍」だっけか忘れた調べるのもめんどいのでまあいいか、 朗読部分も入っていて、たしかにこの詩は印象的だった。

なんとまあわざわざ撮りなおした『氷脈』、香坂嬢を恐怖のどん底へと誘う『記憶』。改めて見ても あそこで座って歌うのはちょっと怖そうである。



めずらしく、パッケージのデザインに気をつかっています。
いや、一色だからそうみえるのかな・・・まあいいか・・。


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