パラダイス・カフェ


1997年4月8日(火)東京厚生年金会館
全席指定 ¥7210

この頃すでにこのHPを立ち上げておりまして、この時はチケットが手に入らず、
もう観られないんじゃないかと思ってましたが、「余ってたら譲って下さい」と
トップに書いていた所、譲ってくださる方が居て、助かりました。しかもいい席でした。


<演奏曲目>

・目を開けて最初に君を見たい
  <あいさつ>
・旅人のうた
・激情
  <MC>
・化粧
・野ウサギのように
・それ以上言わないで

  <MC>
中島さんミニスカートに・・・・
・市場は眠らない
・泣かないでアマテラス
 中島さん衣替え
・なつかない猫
・永遠の嘘をついてくれ

  <MC>メンバー紹介。
・それは愛ではない
・土用波
・かもめの歌
・十二月

  <MC>
・阿檀の木の下で

  <アンコール>

・たかが愛
・パラダイス・カフェ


ここ数年、惰性で中島さんのコンサートを観てきたところがあるが、 今回はなんだか知らないけど楽しめた。 そういや前回のコンサートあたりからなんとなく楽しめるようになってきたような気がする。 私の特に好きな曲をやったという訳じゃないのだが。

MCがどうもいけない。。曲間に飲む物をあれは「イモリの黒焼きとマムシの生き血を混ぜた物」です、 なんていうボケをかましてる。 微妙に客との隙間が開きはじめてる。だた私はそうだと気づきはしなかった。もうANNが終わって10年も経つ。。

前日に楽屋に柳美里さんが来たそうだがANNの最終回にタクシーで玄関前に行ってた普通の人が、 楽屋にいけるようになるっつうのもまた、感慨深い事だ。

このツアーではアルバムには入っていない『十二月』の2番の歌詞について触れている。 唯一その部分を歌ったのが1989年の夜会らしいがあまり気にしてなかった。 アルバムに入ってないのは、歌詞が辛辣過ぎるから、らしい・・。 いうほど辛辣でもなさそうだが。。

件の2番の歌詞だがおよそこんな感じ、違う所もあるかもしれないけどそれはまあ。

誰を責めるつもりもない 誰に語るつもりもない
横たわる口元は 周到な愛を笑っている
膝を抱えた手のひらが 力尽きて凍えてゆく
開かれたアドレスは 連絡先がひとつも無い

あとは1番と同じ。この曲結構好きだった。

なんだかんだと書いてみたが、普通に曲を聴いて楽しめるものにはなっていた。 ものすごく印象に残るってほどじゃない、それはこちら側の年齢のせい。 なにより『空と君のあいだに』や『悪女』等をやらずに『旅人のうた』で済ませてしまったのがえらい。 TVの主題歌、夜会の曲、古めの曲、最新アルバムからの曲、 当たり前といえば当たり前だけどもこの後のコンサートの構成も基本的にこの形を維持していっている。 ただ、後のツアータイトル無しのツアーなどはその配分が異常になってしまう。





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