歌暦Page’86恋唄
S席 ¥4500・・・A席ってあったんだろうか・・・
歌暦は結局2年しかやりませんでした。 この次のは同じ国技館でもツアースペシャルなるもので『歌暦』ではなかった。 去年に引き続き、電話予約でのチケット販売であったが、情報とは恐ろしい。 ニッポン放送の玄関前で知り合った方にどこそこの公衆電話が繋がりやすいと教えてもらい、彼らと 何人かでわざわざそこまで行って電話をかけるなんて事をした。 どこでそういった繋がりやすいという情報って入ってくるだろ。 予約開始5分少々でかかってしまいました。とはいえ私は実際に電話せず人任せだったが。 今はそうでもないが当時の私はどうも電話というもの自体が苦手だった。 そんな事を四回繰り返し、4日間ともチケットを入手してしまった。 |
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そのライブ版CDのジャケット写真にある着物姿で舞台そでからそそくさと中島さん登場。 椅子に腰掛け、布で膝の上あたりを縛りギターを持つ。 足を縛るのはギターを弾いてる最中に股をおっぴろげてしまうのを防ぐため、だと思うそれ以上の意味はないと思っている。 『こんばんは・・中島です』またざわっと客が笑う。ライブ版CDには何故か最後にこの音声が使われてる。 ちょろちょろっと話をして、『片想い’86』を歌う。 この曲の途中かそこいらで立ち上がり立って歌いだす。それがライブ版CDジャケットの写真だったと思う。 ちゃんと足を縛った布を持ってるし。 そして『悪女』。このアレンジはブルース・スプリングスティーンの「BORN IN THE U.S.A」の中の「BOBBY JEAN」 とうりふたつ。凄まじいほど同じ。はっきりいってわざと同じにしたとしか思えない。 なんらかの意図があるのかもしれないが、私にゃわからん。 私は中島さん以外全く知らないんで、人から聴かせて貰ったときにはえらく驚いた。一度聴いてみる事をお勧めします。 ライブ版CDには喋り部分のほとんどと曲自体も何曲かカットされてる。喋り部分はともかく曲もカットするこたないのに。 ちなみにカットされてるのは、『勝手にしやがれ』、『髪を洗う女』、『孤独の肖像』、『不良』、 『テキーラを飲みほして』の5曲。最終日にギターの弾き語りで全く違った感じの『F.O.』を一番だけ歌ったりもした記憶アリ。 『髪を洗う女』ではちゃんと「か〜みともにい〜まして〜♪」の部分があったのがやけに印象的だった。 それにしてもこの国技館でもステージ上へプレゼントを持ってくる輩が多かった。 ステージ前に黒山の人だかりができてステージの進行を止めてるとしか思えなくて、「やりすぎだな・・」と 思った記憶があります。ちなみにいつの日だったかジョニ黒が置いてあるのをみて 「酒がある・・」とステージ上でちりりと開封し、客からの「一気コール」の嵐の中、「一気なんかできるか」 と言いつつもキャップにちょっとだけ注いでちびりと一口飲むなんて事までしており、それはそれで実は面白かった。 そういやそのキャップに注いだ酒を前の方の席の客に渡してた気がする。 ただ、やはりステージ上へプレゼントを持っていくのは、好きになれなかった。 単純に自分がやらないからとも言えますが・・・・。 夜会が始まってから以降のコンサートではそういうのは激減していった気がする。 三日目。『孤独の肖像』を弾き語りで歌うための前振りとして、スリーフィンガーの話をしたのだが、 なんでも『五つの赤い風船』というグループの曲を弾こうとして彼らが複数でギターを弾いてるのを 再現するために中島さんはスリーフィンガーならぬ4本指で弾くようになった、なんていう話から 『これが僕らの道なのか』の何故か2番だけを歌うはめに。ええノリしてたな。 『見返り美人』か『やまねこ』あたりで客が立ち始めた。天の邪鬼の私は当時意地でも立つまいと 見える見えないに関係なく、無理矢理座り続けた記憶がある。当時何故だかそういうのは好きではなかったので。 CDに入っているのは三日目の『波の上』。これははっきりと覚えている。 曲の途中で唐突にふにゃふにゃふにゃっとした中島さんに、周りの客達はなんだか すごい声援を送り、中島さんの声が聞こえなくなるほど。その中で私はぼんやりと、なんなんだ・・これは演出なのか・・?と 思ってしまった。 『縁』の最後の部分ですがCDではただ単に中島さんの声が小さくなってるだけにしか聞こえないが、 ドルビーサラウンドで聴くと違うのかもしれないが・・わからん。 この時中島さんは口からマイクを放し、広い国技館の中で生声で歌っていた。二階席の一番後ろでも観たがちゃんと聴こえてきた。 この国技館までのコンサートが自分にとっては非常に印象深く、その後私は少しずつ中島さんから遠ざかっていく。 とはいえ初めてコンサートを観てから一年も経っていないけど、まあそんなものだろう。。
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