コンサートツアー2007


2007年12月18日(火)東京国際フォーラム ホールA
全席指定 8400円(税込み)


 思えば十数年振りに一人でコンサートを観た。 大体チケットはとりあえず二枚取って、知人などと行ったものだが、今回は何も考えず一枚しか取らなかった。

会場に入る時にいわゆるカメラチェックをまたされなかった。 カメラや録音機器を持ってないかと訊かれただけ。こんなんでええのかなと、やはりちらりと思ってしまう。

前回のツアーと同じ様に開場して10分後辺りに入場。前回と言っても二年も前か。 相変わらず客の年齢層は高い、高い気がするじゃなくて断定。ここは新橋演舞場ですかといいたくなるようなおばはんも結構居る。 当然若い人も居たのだろうが、ほとんど見かけなかった。かく言う私も平均年齢を上げているのだろうなと苦笑。

魚武氏の筆によるアルバムタイトルの文字がかざってある。何故か興味もあまりなくてまじまじを見なかった。 ともかくツアーパンフだけは買っておこうと思い、物販コーナーへ行く。前回と同じくそれほど混雑しておらず、すんなりと買えた。 なんとなくツアー関係の商品がしょぼくなってる気がする。あまり売れなくなってきたのではないか。 パンフが3000円高くてでかい。会場では見ないのですぐカバンにしまう。 そういえばパンフも昔のように隅から隅までまじまじと見たりということも無くなってきた。

帰りだと混むかもしれないので、一応持ってきた赤いパスポートにハンコを押す。なんだ自分で押すんだな。 大昔、一番最初のハンコ「中島みゆき展おだやかな時代」が盗まれてから係の人が押してたけど。あれ前回も自分で押したんだっけ。

席は一応一階席なのだが、後ろの方の一番端、端の方じゃなくて一番端。ちなみに青山劇場でも一階の後ろの方の端だった。 でじなみは新規加入者に前の方の席を融通するんじゃないかと思う。平日だと仕事を休まねばならないので土曜日が良かったのだが、 第二希望のこの日が当たった。断言するが、今後私がでじなみで土曜日の公演が取れることは無いだろう。まあ観られれば別にいいけどね。

後でパンフを確認したがスポンサーがいないようだ。スポンサーが居ないのに、チケットが8400円とは解せん。 1万円ぐらい行きそうなのに、と思ったらそういえばDVDが出るんだった。DVDで回収する気なんだろうか。 さらに中島さんはCMに出演。CMに安定して出演してる時期は夜会もあまり値上がりしなかったもんな。 DVD予約受け付け中とある場所の係員は「この公演が映像化されます」という言い方をしていた気がするのだが、 この日の公演が映像化されたんだろうか。すでに綺麗に忘れてしまって確認する術がない。

<演奏曲目>

・御機嫌如何
<MC>
・一人で生まれて来たのだから
<MC>
・あなたでなければ
・一期一会
・with
<MC>
「おたよりのコーナー」
・ホームにて
<MC>
「おたよりのコーナー」
・命の別名
<MC>
「おたよりのコーナー」
・ララバイSINGER〜アザミ嬢のララバイ
・宙船
・昔から雨が降ってくる
<MC>
・唇をかみしめて
・ファイト!
・誕生
<MC>
・I Love You,答えてくれ
<MC>
・ボディ・トーク
・重き荷を負いて

<アンコール>

・本日、未熟者
・地上の星
・背広の下のロックンロール

↑うろ覚えで書いたので
MCの場所が合ってるかどうか不明。

二回目のベルの音やっぱりで拍手が起こる、やっぱりすごい違和感を感じる。 やはり昔から観に来ていた人はもう来ていないんだろうなあと思った。 一曲目が「御機嫌如何」はそのまんまお久しぶりという事なんだろう。

『命の別名』あれれれ、なんか下手?信じられん。音はずしてない?信じられん。。

『with』『ホームにて』『命の別名』この三曲が日によっては『EAST ASIA』『蕎麦屋』『糸』を歌ったらしいが、 もうすでに全てを観ておきたいという欲求もなく、この日の公演を観ただけで終わった。 お金も無いしね。

『宙船』中島さんだと音をはずす事があるそうなんで、 コーラスをやってる宮下氏がデモテープを作ったそうだ。 これを聴くとTOKIOの彼はこのデモテープそのまんまの歌い方で歌ってるというのが解った。 この歌が売れたのは宮下氏も一役買っていると思う。

この歌が下手になってきてるという感じの話は、この後のツアーでもなんとなく触れられており、 年とるとやはりキツイのかなあと思った次第。仕方ないけど。

『唇をかみしめて』実はこれを聴くために来たようなもの。 ネットか何かでこれを歌うらしいという情報を得てから、漠然と何かを期待していた自分だったが、なんとなく肩透かしを食らった気分。 特に良かったわけでもなく、悪いわけでもなく。ただ変に期待しすぎただけかもしれない。 今まで他人の曲をコンサートで歌うってのは皆無だったと思う。替え歌だけど「四つのお願い」とか、歌暦での「これが僕らの道なのか」とか、 コード進行が同じってんで「時のいたずら」もちょろっと歌った事もあったんだっけ。 どちらにせよ、少しおちゃらけた感じで歌うことはあるにはあったようだが。

『ファイト!』の歌いだしで待ってましたみたいな拍手が起こる。やめてくれそういうのは最初から静かに聴かせてくれえと思った。 なんとなく『ファイト!』って何度もコンサートで聴いてる気がするが、気のせいかな。

前回のツアーの感想の所で”ツアーなどのライブ映像を記録しておかなかったのは本当に大失敗だったと思う。” と書いたが、その次のツアーで唐突に映像化されるなんて、偶然とは面白いもんだと思う。 映像化されたツアーもやはりチクチク言いたくなるけども、それはまた別の機会に。

実はこのDVD、中島さんが過去に出したDVDの中で一番売れたようだ。 意外と回収できたんでしょうね。知りませんけど。それにつけても80年代のコンサートを記録しておかなかったのは本当に悔やまれる。

今回のツアータイトルも引き続き愛想のないものだったが、何故だかDVDには「歌旅」ってタイトルが付いてる。 じゃ最初からタイトル付けておきゃいいのに。

とりあえずはこんなところ。






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